リードケースは、もちろん楽器屋へ行けば市販されています。しかし、 それらは価格がそこそこするうえに、案外自分の思うようなデザインのものが 無かったりします。そこで、リードケースを自作してしまおう、というのが 今回のテーマです。
ただ、一口に自作するといっても、一から全部作っては手間がかかります。 そこで、ちまたで安く手に入る部品をうまく使うことにします。今回は、 CDのケースと、3.5インチフロッピーディスクのケースを使います。これらは、 大きな電気店に行けばひとつ30円から50円くらいで手に入ります。あとは、 厚さ1.5mmくらいのプラ板、カッターナイフ、プラスティック用ボンド、 スポンジ、両面テープ、ヤスリなどを準備します。今回は、プラ板の代わりに 透明な下敷きを利用しました。
リードケースに求められる条件を確認しておきます。
まず第一に、リードが中で固定されることが必要です。いくらきちんとした
ケースに入っていても、ケースの中でリードが動いては痛んでしまいます。
また同時に、ケース自体も丈夫でないといけません。この点は、CDケースや
FDケースなら大丈夫でしょう。
次に、リードの取り出しが容易で、しかも取り出すときに傷つけないような
ものでないといけません。全く加工しない状態でも、ケースとしては役に
立ちますが、取り出しにくいし、先端を引っかけてしまう可能性があります。
そこで、市販のリードケースと同様リード台の部分を斜めにすることで、
先端が引っかからないようにします。
最後に、多少の衝撃で口が開かないことが必要です。この点は大丈夫とは
思いますが、特にFDケースは使用するにつれてロックが甘くなるようなので、
ゴムバンドなどを使うと確実でしょう。
まずは材料を必要な寸法に切断します。
まず、リードを乗せる台を切り出します。CDケース用は118mm*69mmを2枚、FD
ケース用は91mm*75mmを1枚です。
次に、必要な帯材を切り出します。CD用は、幅3mmのものを長さ118mmを1本、
幅2mmのものが、118mm1本と10mm8本です。FD用は幅3mmのものを長さ91mm1本、
幅2mmのものは長さ10mmを6本です。また、台に区切りをつけるなら、
幅1mm程度の帯材を少し用意します。
これらの帯材は、模型店などにいくと既製のものが売っていることがあるので、
それらをうまく使ってもいいでしょう。また、プラ板を切るときは、カッター
ナイフで何回も筋をつけて、ゆっくり切るようにします。あわてると、途中で
変な方向に割れてしまいます。これで、必要な部品はそろいました。
そうそう、CDケースの中のCDが乗る部分(写真左の黒い部分)はいらないので、
あらかじめ外しておきます。外すときは、小さい突起4カ所で引っかかっている
だけなので、マイナスドライバーで少しひねってやれば大丈夫ですが、無理に
やると割れるので、丁寧に作業しましょう。