このページの最終更新:10th Sep 2001

新品リードをどう扱うか

吹く前の準備はどうするか(1) / 吹く前の準備はどうするか(2) / 初めて吹くときはどうするか

吹く前の準備はどうするか

初めての使用前に水に浸すべきなのか

ダブルリード楽器奏者の多くは、演奏前にリードを水に浸けています。その目的ははっきり しませんが、おそらく我々が演奏前にリードを口に含んで湿らせるのと同じ事なのでしょう。 ダブルリードの場合、2枚のリードが向き合って固定されているので、口に含んでも湿らない面が 出てくるから水に直接浸けているのかも知れません。
さて、ここで考えたいのは「新しいリードを水に浸すべきかどうか」です。これは非常に難しい 問題で、絶対に止めるべきとする場合と浸すべきとする場合にはっきり分かれるようです。
やめるべきとする場合、その根拠の多くは水に浸すことでリードの性質が悪くなるということに 拠っているようです。具体的には、音がビイビイという柔らかさの欠けた音になるとか、音の角が 目立つとか、リードの寿命が短くなる、という形で挙げられます。一方、水に浸す場合の根拠と しては、リードに唾液の影響がいきなりかかることを嫌うとか、リードの芯まで水分を与えないと リードの柔軟性が得られないという事が挙げられます。

どちらの意見も、現状では決定打にかけるように思えます。このような場合、我々が採るべき道は 自分自身の感性が良しとする方法をとる以外にないでしょう。そのためには、周りの声に過度に 反応せず、客観的に結果を見つめることが必要です。
ちなみに僕自身は、水に浸して1箱全滅したことがあったことと、わざわざ乾燥させたリードを びちょびちょに濡らす理由を自分自身に説明できないことから、普段の演奏でするように、吹く前に リードを口に含んで湿らせる方法をとっています。時々リードを水に浸すのも試していますが、 あまりいい結果が得られません。おそらく、やり方にコツがいる、ということなのでしょう。

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リードの繊維は潰すべきなのか

もうひとつ、実際に音を出す前にやったほうがいいといわれていることがあります。それは、事前に リードの繊維(特に空洞部分)を何らかの方法で潰しておくというものです。
具体的には、指や万年筆の軸などを使って、リードの表面のうち皮のついていない部分を根元から 先端に向かって何度かこすり、リードの管の部分を潰すのです。このことによって、管が閉じ、 唾液の浸透が遅くなって結果的にリードの持ちもよくなる、というものです。
この方法は、リードに付属の説明書にしっかり記載していたメーカーもかつてはあったことから、 あながち的をはずしたこととは思えません。しかし一方で、実際どのくらいの力で押せば繊維が つぶれるのかとか、繊維を潰すことでリードのバランスが狂ったりしないのか、という不透明な 部分が残ります。この作業によってリードの表面が変形してしまうようであれば、それは力が かかりすぎ、ということになります。かといって、軽くなでた程度で管が閉じるとも思えません。
結局は、あまり力をいれずにこすっておいて、よい結果が得られれば儲けもの、という程度に 考えておけばよいのではないでしょうか。水分の浸透を気にするのであれば、たとえ繊維を 潰してあっても、実際にどこまで浸透しているかを常に気にして吹くでしょうから。

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