ピキャッという音が鳴る原因は、大きく分けてリードに問題がある場合と、
吹き手に問題がある場合があります。まずは、リードそのものにピキャを誘発しやすい
原因がないか検証してみましょう。
ピキャッとなる大きな原因は、リードが低い周波数で安定に振動できていないことです。
安定な振動を妨げる要因がなければ、ピキャが発生する機会も大幅に減るはずです。
リードの振動が不安定になる要因といえば、リード自体の破損がまずあげられます。
先端部分がかけているなどは論外ですが、見落としがちなのは、繊維方向(縦方向)の
裂けるような割れです。これは、少しリードの先端を指で押してみるとわかりやすくなります。
また、リード自体はいいものであっても、その付け方が悪いとやはり振動は不安定になります。
たとえば中心がずれていたり、先端の位置がマウスピースとちゃんと合っていないと、
吹くのに余計な息が必要になったりする原因にもなります。
さらに、楽器の状態が完璧でもピキャを引き起こす要因は考えられます。
それは、奏者自身の吹き方の問題です。自分の息のキャパシティやパワーを
考えたリード選択をしないといけませんが、これを無視すると、息の流れにリードが
負けてしまったり、逆に息が不足して充分振動できなかったりします。これでは
リードが安定して振動することなど望むべくもありません。
また、息の出し方がいい加減だったり、あまりにきつい発音で爆発するような
息の入れ方だったりすると、はじめの不安定な状態の時にピキャッとなりやすい
振動が発生しやすくなります。さらに、リードは適当な位置で支えられないと
振動があらかじめ考えられているものと大きく変わってしまい、予想外の音が
なる原因になります。この点から、極端に浅い(または深い)アンブシュアは
あまり勧められません。
このような、原因と対策をよくふまえて、一度自分の演奏を見直してみては
どうでしょうか。