このページの最終更新:20th Feb 1999

基本的な和声法

和声法とは和音の基本構成 / 終止法と和音の進行 / 和音の回転

終止法と和音の進行

終止法とは

終止法は、もともとは教会のコラール(賛美歌)の決まったパターンが 出発点だったようです。現代では、音楽に区切りをつけたり、音楽の終わりに 終止感を出すために用いられます。
終止法には、いくつかのパターンがあります。それは、完全終止、変格終止、半休止、 偽休止と呼ばれます。
完全終止 完全終止は、属和音か属七和音から主和音に進んで終止します。和音が転回しているかどうかで 十分休止と不十分休止に分けられます。和音が転回していなくて旋律が根音になっているものが 十分休止(左)、それ以外が不十分休止(右)となります。
変格終止 変格休止は、下属和音から主和音に進みます。賛美歌の終止によく用いられ、別名を 教会終止ともいいます。
半終止と偽休止 ある和音から属和音に進んで、音楽の流れが一旦止まるような進行を半休止といいます。 また、偽休止は、本来主和音に進んで終わるべきところをそれ以外の和音に進んで 終わるものといいます。多くは vi の和音に進みます。

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終止形(カデンツァ)

カデンツァ 上に述べた終止法を利用して、音楽の中でよく使われる和音進行を取り出したものを カデンツァといいます。一番簡単なのは和音が「I-V-I」と変化するものです。 これを少し複雑にすると、「I-IV-V-I」「I-IV-I-V-I」というパターンになります。 これらをみてみると、上の終止法のいくつかが組み合わされているのが分かります。
現代の我々の回りにある音楽は、必ずしもこのパターンに乗っているとは いい切れません。和音ひとつをとっても、いわゆるメジャー・マイナーの 純粋な和音だけでなく、セブンスコード、ナインスコード、イレブンスコード、 増和音、減和音、さらにはベースとハーモニーが違うコードだったり、 考え出したらきりがありません。が、どんな場合でも共通しているのは 不安定な和音はいつか安定した和音に解決されるという事です。その感覚を つかむためにも、基本的なコラールの練習をするのは有効だといえます。

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